冷却水(クーラント液)が減る原因や理由はこれだった!【全車共通】

PR

冷却水(クーラント液)が減る原因や理由はこれだった!【全車共通】

漏れてないのに冷却水が減る謎!! 原因不明!?

車の冷却水(クーラント液)が、どこからも漏れていないのに減ることがあります。この現象に悩む人も多いですが、その原因が分からないと不安になりますよね。

この記事では、スバル・サンバーKV3を例に挙げながら、冷却水が減少する理由を分かりやすく説明していきます。

ぜひ参考にしてください。

冷却水(クーラント液)が減る原因はラジエーターキャップだった!

どこからも漏れてないのに冷却水(クーラント液)が減り、オーバーヒートによるヘッドの歪みもないのに、「スバル・サンバーKV3」のエンジン冷却水(クーラント液)が理由もなく減る症状になっていました。

リザーバータンクから冷却水があふれだし、どんどん無くなっていく状態です。

車両は、スバルのサンバーKV3ですが、全車共通で起こりえる症状です。

ズバリ原因は!

冷却水(クーラント液)が減る原因は、ラジエターキャップでした!

まず結論です。冷却水が減る主な原因の一つは、ラジエーターキャップの劣化です。

ラジエーターキャップは、冷却水の圧力を調整する重要な部品ですが、経年劣化により圧力が適切に保てなくなることがあります。このため、冷却水が過剰にリザーバータンクに流れ込み、最終的に減少してしまうのです。

以下では、具体的な原因をさらに詳しく説明します。

冷却水(クーラント液)が漏れてないのに減る原因や理由3つ

車両に何も問題が無ければ、冷却水(クーラント液)は、ほとんど減りません。
※自然蒸発で少しづつは減る。

冷却水(クーラント液)が減る原因は、どこからか漏れている場合がほとんどです。どこからも漏れてない場合に、考えられる原因は、ラジエターキャップを含め3つあります。

  1. ラジエターキャップが原因の場合
  2. エンジンがオーバーヒートしてしまった場合
  3. ATミッションに冷却水が混入してしまった場合

1.ラジエターキャップが原因の場合

ラジエターキャップは、冷却システム内の圧力を調整する重要な役割を担っています。

純正装着のラジエーターキャップは、通常、開弁圧が大体0.9~1.1kgf/cm2の範囲内に設定されています。

冷却水(クーラント液)がエンジンの熱によって温められ、膨張するとにより圧力が高くなり過ぎると、キャップ内の加圧弁が作動し冷却水をリザーバータンクへ送り圧力を調整します。

温度が下がり低圧になると、負圧弁が作動してリザーバータンクから冷却水が戻り、ラジエター内の圧力を適正に保ちます。

ラジエーターキャップが原因で冷却水が減る理由

今回の場合、原因はラジエターキャップですが、理由は開弁圧が経年劣化により低くなってしまったためです。

経年劣化でラジエターキャップの加圧弁の開弁圧が下がると、通常より多くの冷却水(クーラント液)がリザーバータンクに流れ込み、リザーバータンクから溢れだし減ることになるのです。

ラジエターキャップ交換のすすめ

ラジエターキャップの交換は比較的簡単で、価格も1,000円程度です。定期的に交換することで、冷却水の減少を防ぐことができます。

車検時に交換するのが理想的です。

2.エンジンがオーバーヒートしてしまった場合

エンジンがオーバーヒートして、シリンダーヘッドが歪んだ車両も、冷却水(クーラント液)は減っていきます。

この場合の原因は、排圧が冷却水路に入り込み冷却水(クーラント液)を外に(リザーバータンク)押し出してしまうためで、理由がハッキリしています。

確認方法

エンジンが冷えた状態でラジエターキャップを開けます。

エンジンをかけ空気がポコポコ出てくるか確認します。もし空気が出続ける場合、冷却システム内に問題がある可能性があります。

エア抜き不足か? と勘違いしそうですが、いつまでたってもエア抜きが終わりません。

症状が重い場合はエアが噴き出してくる場合もありますが、症状が軽い場合は分かりにくいので、「ラジエターリークテストキット」などで点検すると分かります。

SIDCHROME(シドクローム)
¥31,703 (2024/11/18 13:44時点 | Amazon調べ)
\楽天ポイント5倍セール!/
楽天市場

3.ATミッションに冷却水が混入してしまった場合

めったにある症状ではありませんが、AT(オートマチック)車の場合で、冷却水(クーラント液)が減る症状が起こりえます。

ATミッションの冷却は、ラジエターのロアタンク(別タンクも有り)で冷却しているため、ATFオイルクーラーは冷却水の中を通ります。

なんらかの原因でATオイルクーラーが劣化や腐食した場合、ATミッション内に冷却水が漏れだします。

そのため冷却水は減っていきます。

確認方法

確認方法は、ATフルードを点検すれば冷却水が混ざって白濁しています。

逆のパターンもあり、ATフルードの圧力が冷却水の圧力より高ければ、ATフルードが冷却水に浸入し、この場合冷却水は増えていくはずです。

冷却水が白濁しているので、すぐ分かります。

冷却水(クーラント液)が減る原因や理由、まとめ

冷却水(クーラント液)が減る原因や理由は色々ありますが、「エンジンが壊れた!」などと焦らずに、手始めに、ラジエターキャップを交換してみましょう!

ラジエターキャップは1,000円ぐらいと、そんなに高くないので車検のときは毎回換えるようにしましょう。

【農園ガレージ】は、YouTubeをやっています。

車に関する様々な情報やメンテナンス、ちょっとした「整備の裏ワザ」などもお伝えしています。

よかったらチャンネル登録! よろしくお願します。