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意外と知らない! そのやり方はプラグ壊すかも!
スパークプラグの交換は簡単に思われがちですが、実はちょっとしたコツと注意が必要です。
間違った方法で行うと、プラグを破損してしまうこともあります。
この記事では、私の整備の師匠から教わったスパークプラグ交換時の失敗を少なくするためのポイントと、安全に作業するための手順を詳しく解説します。
スパークプラグ交換のコツと注意点
スパークプラグの交換は、エンジンメンテナンスの中でも基本的な作業の一つですが、正しい方法を知らないと、思わぬトラブルを引き起こすことがあります。
今回は、スパークプラグ交換の際に注意すべきポイントとコツを解説します。
私の整備の師匠である某チューニングショップの社長から教わったやり方も併せて紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
スパークプラグ取外し時のリスク
スパークプラグを外すさい、特に長期間使用しているプラグは非常に硬く締まっていることがあります。
そのまま工具で力任せに外そうとすると、プラグの白い部分(絶縁がいし)が割れてしまうリスクがあります。
原因は、絶縁がいしに斜めにかかったプラグレンチが当たって割れてしまうのです。
プラグレンチを真っすぐ差し込んでいるつもりでも、プラグを回す瞬間にレンチが傾いてしまい割れるのです。
プラグを交換するならまだしも、プラグの点検で外して、もう一度取り付ける場合は注意が必要です。
ユニバーサルジョイントの使用
スパークプラグを外す際のリスクを軽減するためにおすすめの方法は、ユニバーサルジョイントをプラグレンチに付けることです。
このスパークプラグの交換の方法は、私の整備の師匠に教わったプラグ交換時のリスクをなくす、ちょっとした整備の気遣いです。
このユニバーサルジョイントを使用することで、レンチが傾いてもソケット部分は真っ直ぐな状態を保つことができるため、絶縁がいしを割るリスクが大幅に減少します。
スパークプラグを外すときは、ユニバーサルジョイントを付けて外しましょう!
スパークプラグの取り付け時の注意点
スパークプラグを取り付ける際には、ユニバーサルジョイントを外し、慎重にプラグを付けたレンチを差し込み、はじめは手で締めこんで後からレンチを使って作業を進めます。
手でねじ込み始める
スパークプラグを取り付けるさい、はじめは手でねじ込んでいき、ねじ山がちゃんと噛み合っているかを確信してから、工具を使って締め付けます。
このステップを飛ばしていきなり工具を使うと、ねじが斜めに入ってしまい、ねじ山をダメにする原因となるので注意が必要です。
締め付けのコツ
スパークプラグのねじ山にオイルを塗布する人を見かけますが、締めすぎによるネジ切れが起こる可能性があるのでやめた方がいいです。
私は、最後まで手で締め込み、最後に工具で増し締めするような感じです。
最後の増し締めは、規定トルクか回転角で締めなければなりません。
私は経験である程度トルクが分かるので、ハンドルの短いラチェットで強めに締め付けています。
ガスケットの役割
動画では、新品プラグを取り付けているので、ガスケットを潰しながら締め込んでいく感じに映っています。
新品のスパークプラグのガスケットはプラグを締め付けると潰れて、シリンダーヘッドの気密を保つ役目をします。
このため、最初の締め込みではガスケットがしっかりと潰れることを確認しながら締め付けていきます。
締め付け方法の注意点
通常はトルクレンチは使わずに、回転角によって締め付けるやり方が一般的です。
回転角は、プラグの種類・ネジ径で違うので、整備マニュアルかプラグメーカー推奨の回転角及びトルクで締め付けてください。
NGKの締め付け回転角
➽ プラグの正しい取り付け方
デンソーの推奨トルクと回転角
➽ 取付方法
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