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狭いエンジンルームでも外せる! 固着オイルシールの外し方!
整備で使えるの裏ワザの紹介です。
今回ご紹介する裏ワザは、固着したオイルシールを外す裏ワザです。
タイミングベルトを交換するとき、一緒に交換するクランクシャフトやカムシャフトのオイルシールですが、固着してなかなか外れないオイルシールがあります。
外れやすいのはピックツールで簡単に外れるんですが、固着しているのはなかなか外れません。
私がやってる裏ワザは、そんな固着しているシールを外す裏ワザです。
固着オイルシールの外し方!
まず最初にシールの周りをポンチで叩きます。
これは、固着をできるだけゆるくするためです。
続いて使う工具は、100円ショップのミニルーターです。
100円ショップなのに、800円しました。(高い!)
先端には、ダイヤモンド砥石が付いてます。
これで1箇所を削っていきます。
削る場所を決めて、ポンチで強めに叩いて位置をきめます。
位置が決まったら、ルーターで削っていきます。
シャフトに当たらないようにシールの真ん中を削ります。
シャフトを傷つけたらオイル漏れの原因になるので、慎重に作業してください。
シャフトには絶対当てたくないので、少し外側を削ります。
貫通するまで削らなくてもいいので、ある程度削れたと思ったらタッピングビスをねじ込みます。
ビスが入らないようでしたら、もう少し削ってください。
ビスはできるだけ細いビスを用意します。
太すぎるとシャフトを傷つけてしまう可能性があるので注意してください。
今回使用したビスは2.5ミリです。
ここで注意したいのは、ビスをねじ込むときシャフトに当たらないようにすることです。
ちょっとでも当たりそうと感じたなら、別の場所でやり直してください。
ビスは、5ミリほどねじ込めれば大丈夫です。
ねじ込めたら、ニッパなどで挟んでテコの原理で外します。
シールが浮いたら、あとは引っ張り出せるはずです。
色々な外し方はあると思いますが、私はこのやり方でやっています。
FF車など、狭いエンジンルームでも作業できる裏ワザです。
実際に作業している動画もご覧ください。
整備の裏ワザ「固着したオイルシールの外し方」でした。