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ホイールシリンダーフルード漏れ! カップキット交換よりAssy交換!
リアブレーキのホイールシリンダー交換方法を紹介します。
車検点検のとき、ブレーキフルードの漏れがあると車検に通りません。
今回、リアブレーキのホイールシリンダーが漏れているので修理の方法です。
ホイールシリンダーをオーバーホールして、カップキットを交換する方法もありますが、整備経験があまりない人は、ホイールシリンダーのAssy(アッセンブリ)交換がいいと思います。
こっちの方が簡単ですし、おすすめです。
私の場合、ダストブーツをめくって錆混じりのフルードが漏れてたら、ホイールシリンダーのアッセンブリ交換をしています。(カップの劣化で漏れている場合は、カップキットで交換します。)
以下、作業手順、車両は「eKスポーツH81W」です。
まず最初にブレーキのフルードはできるだけ抜いておきます。
抜き方は、ドラムブレーキの裏側、エア抜き用のプラグにホースをつないで、ブレーキペダルを抵抗がなくなるまで何度か踏みます。
フルードが抜けたら、作業前に少し綺麗にしておくと、手が汚れすぎるのを防げます。
次に、ホイールシリンダーの後ろに繋がっているブレーキパイプを外します。
先にブレーキパイプを外すのがポイントで、ブレーキパイプは硬く締まっている場合があるからです。(ホイールシリンダー本体を外してしまうと後から緩めれない!)
ブレーキパイプを外すときは、フレアナットレンチと呼ばれる専用の工具で外してください。
スパナでも外せないことはないのですが、もし硬くしまっていた場合、スパナで無理に緩めようとするとナットの頭をナメテしまいます。
続いて、ホイールシリンダー本体を固定しているボルトを外します。
外れたら、ホイールシリンダーを外しやすくするために、ブレーキシューを固定してあるスプリングを外して、シューをフリーの状態にします。
シューがフリーになったら、ホイルシリンダーをバックプレートから外します。
ホイールシリンダーのピストンを戻し、片方ずつシューを外します。
バックプレートが錆びてホイールシリンダーが固着しているようなら、細かく動かして外してください。
ホイールシリンダーが外れたら、中のピストンを戻してシューを片方ずつ外していきます。
錆びでピストンの動きが悪かったら、マイナスドライバーなど工具を使って戻してください。
外れたら、新品の部品を元通りつけていけばいいのですが、せっかくなのでバックプレートも清掃してグリスアップします。
外したブレーキパイプから、まだブレーキフルードが漏れてくる場合は、エア抜き用のバルブに付いているゴムキャップを付けて栓をします。
ブレーキフルードは、塗装面を剥離してしまうので、ブレーキフルードがかかっている場所は、なるべく早く水やパーツクリーナをかけてください。
ついでに、バックプレートのシューの当たり面を清掃します。
バックプレートの清掃ができたら、専用のグリスでバックプレートの摺動部をグリスアップしていきます。
あとは組んでいくだけですが、ホイルシリンダーを組むときのポイントは、先にブレーキパイプを仮組します。
このとき、ブレーキパイプのフレアナットを工具を使わずに指で回して仮組します。
フレアナットは入りにくいので、動かしながら慎重に締めこんでください。
なかなか入らないからといって、いきなり工具で締めるとねじ山を潰すことになってしまいます。
本締めしたら、私ペイントマーカーでチェックを入れるようにしています。
次に、仮締めしておいたブレーキパイプも本締めします。
緩めるときは、専用のフレアナットレンチで外しましたが、締めこむときは締めすぎないようにスパナで私は本締めします。
同じくペイントマーカーで、チェックを入れます。
ホイールシリンダーを固定出来たら、残りのグリスアップもしておきます。
ブレーキシューが当たって動く部分は、全てグリスアップします。
あと、シューを固定しているスプリングを付けたら、ホイールシリンダーの交換は終了です。
最後にエア抜きをして完了となります。
ホイールシリンダーの交換作業でした。
詳しくは、動画を参考にしてください。